「Axis Powers ヘタリア」

だいちゅうが今度「ヘタリア」のドラマCDに出るというので(フィンランド役)、
かねてよりとても女子などに流行っているのは知っていたけれどもなんとなく反発心を抱いていた(※世間で流行しているものはまず斜めから見るタイプ)
ヘタリアをとりあえず本家webで見てみました。
とりあえず大宙さんがやるというフィンランドですが、どんなキャラかなーと思って見てみましたところ、
なんというか、全体に、そのまんまだったのであまり意外性がありませんでした。この辺はだいちゅうさんを少し知っている人ならなんとなくわかってくれることと思います。
たくさん漫画が載っていましたのでぱーと読みましたが、なんということか、私はとても勘違いしていたよ。
ヘタリアが何故か女子に人気ということと、国を擬人化している、そしてたぶんイタリアがへたれなんだろう。なぜか知らないが韓国で反感を買ってアニメ放送が中止。という知識のみで、どうせ女子人気を狙った萌え漫画なんだろ!そうなんだろ!!と思っていました。
が、実際読んでみたら、ひたすら歴史の話じゃねーか!!!と衝撃を受けたのです。
しかもどうやらメインは第一次世界大戦第二次世界大戦あたりの話らしいです。
ひたすら国が喧嘩しています。
あーどおりで「軍服着てるな〜」と思ったんだよなあ・・・・と納得する私。
しかも『Axis powers』っていうサブタイトルがついていたなんて!!表紙でも背景と同化しちまって全然見えてなかったぜ。
というわけでとても面白かったので翌日本屋さんに買いにいきまして、ちょうど東京出張だったので往復の新幹線の中で読みました。
面白いです。もともと4コマ漫画が好きなのと、コマの外に細かく注釈とかが入っている漫画が好きなので、とても夢中になって読みました。
これを高校生のころに読んでいたらもう少し世界史が楽しく勉強できたかもしれない・・・・と思いましたが、
よく考えたらおいら世界史勉強したことなかった!!! 地理と日本史しかやってなかった。
数年前高校生の単位不足が話題になったけど、あれって私もそうなんじゃないかなーとか思います。大学受験も地理でやったし・・・。
人の名前が覚えられないという致命的な弱点があるので歴史は苦手なんですが、このまんがはひたすら国しか出てこないから覚えられるぞ!!
地理は得意だったんだ!!
えーとそんなわけでとても面白いです。もしかしたら作者の方はうすた京介が好きなんじゃないだろうか。なんとなく。
思ったんですけど、「すごいよ!マサルさん」と「ファイブスター物語」を足して二で割った感じです。
・・・誰にも賛同を得られないとは思いますが・・・・・・。
一応はイタリア・ドイツ・日本が同盟組んでた頃が主軸となっているようですが、ページをめくると何十年後だったり、さらに次のページは千年前の話だったりと、時間がとびまくったり、友達になったり戦争したりといそがしすぎるぜ、国・・・・!!って感じです。
最後のコマの外でその後の顛末などを数行で説明し余韻を残すやりかたなんかはFSSと共通する気がする。
うんまあとにかく私はそう思ったんですよ。FSSはファンタジーで宇宙と神様の話だけど、見方を変えれば自分たちが住んでる地球の国国もこんなに魅力的なんだ!!と思ったのです。
地球面白いぜ地球。
面白いですヘタリア
しかしやはりなぜ女子に人気なのかはよくわかりません。自分はなんとなく女子に人気っぽいと思っていましたが実は男性ファンも多いんではないでしょうか。
リヒテンシュタインとか可愛いし。
うーんもし・・・むりやりキャラ萌えするのであれば、やはり、日本・・・・。
無表情キャラが好きだし黒のおかっぱに白の軍服かわいいし、水兵さんルックもかわいいし、たまに割烹着とか着るし・・・少年っぽいみかけですが実は比較的年上だったりとか・・・。数百年ひきこもってたり(鎖国)とか・・・・。
そしてフィンランド・・・。出番が多いといいなあ。
シーランドとか存在を始めて知りましたけども。「シー君、〜〜するですよ!!」とかわいい口調でかなり乱暴なことを言ったりするのが良いです。声が折笠愛さんなんだぜ・・・・。
2巻は異文化交流の傾向が強いですね。
主人公のイタリアは泣き虫でなにもできないくせにヴェーヴェー言っててどうも好かないです。
あと台詞がたまにとてもツボにはまるときがあり、フランスの「俺は天下のフランス様だぞ 本気出しゃ強いんだ!!」(1巻)とか、なんかイギリスの台詞でもばかうけしたのがあるのですけど、今見たけど見つかりません。
ベラルーシも面白い。
そういえば私は加藤四季さんの「お嬢様と私」という中国の古代史?漢て古代?の歴史ギャグまんががあるのですがそれをふと思い出しました。
あれも面白かったし大好きだったなあ。今ふと調べたらwikipediaに項目があり感動しましたので貼っておきます。
そんなわけでとても面白く読めました。
最近仕事とかでストレスたまりまくっていろんな変化についていけず疲れていた自分ですが、この漫画を読んで勇気が出ました!
もうどーにでもなあれっ★って感じです。
国ひとつの歴史に比べたらどうってことないのです。とも言えるし、私の人生もひとつの国のようなものであるともいえます。