「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」

昨日は映画を見に行きました。
「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」です。
テレビでやってた特集で内容はだいたいわかっていて、見たら実際そのまんまの内容というか、もう思ったとおりの展開なのですが、これ見たら泣くだろうなーと思っていたけどやっぱり号泣してしまった、そんな感じの映画です。
舞台は昭和11年の山村。
おじいちゃんと二人で慎ましやかに暮らしている男の子がいて、雪が積もった寒い道を犬と二人で荷車を引いていて、坂を登れず二回も転びます。
もうそれだけで泣くっつーの!!
村にやってきたサーカスに忍び込んだ時に出会ったピエロ(浅野忠信)に「寒いからこれを着ていろ」みたいな感じで着せられたのがぶかぶかの大きな大人もののコートで。ピエロが出てきた一発目のシーンでなんとなくわかりますが実はそのピエロは生き別れのお父さんなんです。
泣くっつーの!!
そういう映画です。
もうとにかく森本慎太郎くんがかわいくてかわいくてけなげでいじらしい。
秋田犬のチビがかわいいです!
早代ちゃんがかわいいです!いじめっこの三人組の男の子もかわいいです。
それだけにラストは辛い。日本版フランダースの犬ということでだいたいわかってましたが。
そこは変えてほしかったぜ。
パンフレットの慎太郎くんのインタビューがすごく良いです。映画見終わった後に読んでまた泣いてしまいました。ええ子や。
今日は紅白に出るみたいなので、元気な慎太郎くんを見てほっとしたいです。
映画は丁寧に作られたファンタジーという感じで普通にお勧めできる。
少年と犬が好きならさらにお勧めできる。
慎太郎くんは本当に声がかわいくてときめいた。「うん!」とか「はい!」とかの返事が男の子っぽくってかわいい。お芝居も上手くなったような気がします。
撮影から一年たっているので今はもうちょっと大きくなってますね。
DVDが出てメイキングがついてるなら絶対に買う。
テレビでやってたメイキングで、顔に泥を塗る時の「泥だあ〜」とか、火事のシーンで火の勢いがすごくて近づけないでNGになっちゃうのとか可愛かった。
パンフレットで香川さんがおっしゃってますが、猛吹雪だったり火事だったり、過酷な撮影に小さい子が頑張っている姿はそれだけでぐっとくるものがあります。
とにかくラストの猛吹雪はリアルにすごかった。
良い映画でした。
ところでサーカス小屋でピエロ役の浅野さんが一人朗読する詩は中原中也の「サーカス」。
慎太郎くん演じる草太が「詩人って?」と聞くと「言葉を見つける人を詩人と言うんだ」。
とても好きなシーンです。
映画館には「人間失格」の大きな立てPOP。2月の公開になんとなく気持ちが繋がった。
いやー映画って、本当にいいものですね。