いまさら大阪握手会のこと

ずっと書く書くと一人心の中で思っていた大阪の握手会のことを書きます!
いつも以上に長くなってしまいました!


あれは忘れもしない11月6日のことでした・・・。
なんと肝心の森田氏との握手が全く記憶にないという東京握手会・・・。
あれから私考えたんですが、きっと自分は長いまばたきをしていたんだと思うな!で、ちょうど目をつぶってたときが森田くんだったんだな!
それくらい東京は秒殺だったわけなんですが・・・。
そんな無念をはらすため、行ってきました大阪城。時は12月17日です。
私は、
一つ、剛つんと握手した記憶をなくさない。(もしくはまばたきしない。)
一つ、坂本くんの顔をちゃんと見る。
の二つに集中して行くことに決めた。


自分の場合は、早朝長野を出て名古屋経由で大阪へ。会場に着いたのが午後12時50分頃でした。
天気が良かったのが幸いでしたが、この二日後、日本を記録的な大雪が襲うのです。ものすごい寒かったです。
真冬の青空の下大阪城のお堀側に延々並ぶ女子の列。
部活動なのか体育の授業なのか、横をマラソンしていく中学生男子のものめずらしいものでも見るような二十四の瞳が痛いぜ・・・。(いや、十二人ではないですが・・・)散歩中の犬もびっくりしていた。
いろんな意味でさむかった。
約四時間後、だんだん日が落ちてきた中、やっと凍りついた手足で大阪城ホール内へ。ホッカイロを持っていかなかったのが本当に悔やまれました。この日は一緒に行ってくれる人が見つからなかったので一人で行ったのです。誰も「寝るな!眠ると死ぬぞ!」とかって頬をはりたおしごっことかしてくれる相手がいなかったのでかなりつらかったです。あやうく眠って凍死するところでした。
ホールに入ってからも通路をぐるっと回されて待つこと約一時間。(また私休憩にひっかかっちゃったよ・・・←前回もひっかかった。)
しかしながらあの寒さに比べれば天国のようなぬくぬく室内。ぬくぬく天国だぜ!と、握手会という目的を一瞬忘れ、温かい場所にいられる幸福に満足する私。
そんなとき、通路の最終地点に黒幕が!!
ついに自分の番がやってきたぜ!
(なんだかノリがよくわからなくなってきました)


張ってある黒幕から一列になって入っていくと、なんとトップバッターが剛つんでした。
それが最初からわかったので心を落ち着け、ひたすら顔を見ることに専念。
東京の時のあわただしさと周囲の騒がしさ(スタッフの方の「はい、立ち止まらないでくださ〜い」の合唱)が記憶に新しいので、今回もきっとそうだろうと覚悟して挑んだ。
が、なんかすごい静かだ!静まり返っている!誰も喋らないのです。
「???」と思いつつ、のそーっとぽへーっと(そんな擬音。)片手を差し出した剛つんにあわてて両手で握手する。
何故だったのかわからないですが、本当に自分の両隣の人も何も言わないし、スタッフの人もいないみたいに静かで、なんか発言禁止令みたいのが出ているのかと思った。その静寂の中私なんかがでしゃばって話しかけた途端、「おぬし、話かけおったな!」とかって周囲の黒幕に隠れていたお庭番が飛び出してきて、無理矢理抱えて連れ出されるのかという妄想が一瞬よぎったのですが(えらい余裕やんけ)、勇気を出して「剛くん大好きです!!」とかわい子ぶって言ってみた。
すると、もう手を離している(自分の妄想中に握手は終わった。)剛つんが伏目がちに「ありがと〜っ」っと気の抜けた感じで言った。
『ありがとう』だって!『ありがとう』だって!『ありがとう』だって!
と、あのテレビの中の森田くんとちょっとした日常会話が成立したことに言葉にならない感激を覚えつつ、ぼーっとしながら、一応ひとかけらの理性が、「立ち止まっては、ダメっ☆」(自分の中の天使。)と、隣の井ノ原くんの前に、急いで足を動かして移動した。


ですが、ここからがまたおかしいのです。
このくそさむいのに、何故か一人黒い半そでTシャツを着た井ノ原くんが、ぼーっと立ったまま手を差し伸べてくれません。
しかもさらにおかしなことに、列が一向に進みません。完全に列の動きが止まっています。(言っておきますが、人は交通事故とかに遭う瞬間、スローモーションのように感じるといいますが、そういう類のものではありません。・・・と思います。)
「あれ? 私は井ノ原くんと握手しちゃいけないのかな?」と依然として手を差し出してくれない井ノ原くんのTシャツのお腹あたりを見ながら私はぼーっとしていた。(いまだ列進まず。)
隣の森田くんも次のお嬢さんと握手を終えたのかぼーっとつったっている。
周りはやけに静かだ!隣のお嬢さんも誰もひと言も発しない!しかも列は進まない!全員棒立ち。この気まずい空気はアイドルの握手会にあるまじき雰囲気!
すると、森田くんが、うひゃひゃっと笑った。
本当です。幻かもしれないという気もしますが、きっと森田くんもこの空気ありえねーと思っていらっしゃったのでありましょう。
井ノ原くんを見上げて満面の笑顔です。八重歯がこぼれてます!
井ノ原くんはそんな剛つんを見下ろしてあはあは笑ってます。
なんだこの仲良し倶楽部な雰囲気!そこだけまるで別世界!奇跡だ!この人たちは奇跡そのものだ!と圧倒されながら私は一緒にあははっと笑ってみました。隣のお嬢さんとか、その後ろで握手を待つ皆があははっと笑っていたような気がします。
とてもあたたかい、アットホームな温度でした。
その間、私は「あっ、私が先に手を出さないと握手できないですよね、それが礼儀ですよね、そうですよね。」と一人納得し、「あ、あのー・・・」とおずおずと井ノ原くんに両手を出して握手を求めました。
すると、井ノ原くんは、「あ? おれ?」とかなんとか言いながら、いつものすっとんきょうな表情を作って握手してくれた。
自然と、「あ、ありがとうございます」という言葉が私の口からこぼれました。
そこでやっと列が流れたので、井ノ原くんとはおさらばした。
「なんで一人だけ半そでなんですか?って聞けばよかったなあ・・・」という淡い心残りと共に。


それが私の目撃した奇跡の一部始終です。列が完全に停止(後ろのスタッフさんが背中を押して誘導したりとかも一切無し。)したのは不思議なのですが、列の先でアクシデントでもあったのかも。よくわかりません。
井ノ原くんの後はわりとスムーズに流れにのった。でも東京とは比べられないぐらいゆっくり、のんびりでした。そのときがたまたまそうだったのか、自分が握手会二度目なので余裕というかペース配分ができてきた?のかもしれないですが。
順番が曖昧で覚えてないんですけど、その後健ちゃんか長野くんかどっちかでした。長野くんだったかな? それで健くん、准ちゃん、坂本くん。やっぱりこの時も坂本くんがラストだった。(笑)
健ちゃんは、「ありがとう」とかっこよく言って両手で握手をしてくれました。
で、目が合ったときにぐっと手を包まれまして、「ええええ!??」とドギマギした私は(たぶんうつろな目で)黙っていたのだが、三秒くらいたって、うつくしく整った顔を持つ男子と手をつなぎ見つめ合っているという状況に、「き、気まずい・・・・!」と思った私はうめくように「だ、大好きです・・・」と言った。たぶん聞こえてないと思われるが、もう何でもいいから何か言って逃げないではいられないというか。
ときめきというよりは気まずさだった。あんなまっすぐな綺麗な目で見られて、自分みたいなくさりきった人間はとてもときめいてはいられない。(笑)
このみやけさんの手の感触(あたたかい、結構大きい、男の子の手って感じで、ふわっとしている。)にかきけされて他の(っていうか剛つんの)手の感触を忘れてしまった。でも幸せだからいいか!
准ちゃんは思っていたより背が高かった!(東京でも見たはずなのに、おかしいですが)健ちゃんと同じく、いつもテレビで見ているときは綺麗で小さい印象ですが、ちゃんと男の子で精悍な感じだった。
そしてわたくし、坂本くんの顔を見ました。塚田やりました!
ちょっと微笑んでいて、かっこよかったです!二つの目的達成です。
長野くんの笑顔も健在。坂本くんと長野くんは二人とも握手する時背中をかがめてくれてた感じ。優しいなあーと思いました。
みんなつやつやきらきらしていた。私はひたすら「ありがとうございます!」を連呼していたけれども、握手できてめちゃめちゃうれしかったです。


今思えばあの停止しているときにいろいろ話かけられたなあ・・・。
でも無理です!私人見知りですから、初めて会った人と話せないですから。(笑)
そんな素敵な握手会でした。
来てよかったし生きててよかったなあと思った。特に、井ノ原くんと森田くんが楽しげに笑い合っている時の異世界っぷりったらないです。
身近に感じるかと思えばとんでもない、別世界のきらめきっぷりです。


あ、剛つんの印象を書くのを忘れていた。
普通にかっこいいなーとは思ったんですけど、やはり、ものすごく綺麗だ、と思って、顎が。(笑)
顎の形がまさに芸術なんです!!なんですよ!!(何故かキレぎみ)
顎ばっかり見ていました。なので、剛つんと目があったかどうかはいまいち覚えていません。そのせいで目が合わなかったかもしれません。(おれは馬鹿なのか、そうなのか。)
こう、とんがってて小さくて骨が細い感じというか・・・。私はへんたいじゃないんです、芸術家なんです!(?)
頭部自体も小さくて、やはり常人とは違う・・・!と思った。
あと、意外と背が高かったです。(これがオチか。失礼な)


さて、大阪握手会レポ(?)おわり!
昨日届いたファンクラブの会報で、剛つんが、握手会は自分に対して「『ズルイなー』って気持ちもある。」と語っている一連の話題が全く頼もしくて素敵です。
「それで喜んでもらって満足した気持ちでいたら、逆に失礼なのかなって思うんだよね」。
おおーって感じですね。素晴らしい。期待します。
でも私は、別に、存在しているだけで充分だとかってもう思ってしまっているわけですけども。