「θは遊んでくれたよ」

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

読了です。なるほど。っていう感じです。
そして西之園萌絵がすごく好きだということです。(笑)
今回は屋上のシーン、ラブちゃんとの会話が好きだなあ・・・。「四季 秋」からこのかたかなり萌絵ちゃんびいきです。
なんていうか、今は、一個一個ぽつぽつと落っこちているものが、いつか気づいたら線になって一枚の絵になるんではないかなあという予感がするっていうか、期待しています。次は「τになるまで待って」ですね。
なつかしい人の名前も出てきました。
この間まで「Vシリーズ」だったから、『今』がかなり未来に感じますが、「百年シリーズ」からすれば超過去だし、「S&Mシリーズ」からすると、まだ数年しかたっていない、っていうのは不思議な感じがするなあ・・・。
それぞれがパラレルワールドみたいな感じもするけど、実際はすごく直線的な構成で。
「クロニクル」って言葉がそろそろ似合いそうだ。
面白かった。自分はたしか「詩的私的ジャック」が出た頃に森作品に出会って、その後ほとんどリアルタイムに、順序立てて読んでこれたことが幸運という感じがする。でもこれから森作品に出会う人がいたらそれもまた幸運だろうなあ。