「銀河の荒鷲シーフォート 決戦!太陽系戦域」上・下

「若鷲を育成せよ!」ですよ。育成ですよ。若鷲ですよ。若鷲・・・・。言いにくい!
じゃなくて、今度はうら若きエリート少年が集う宇宙軍士官学校の校長になった我らがシーフォート君。良いなあ・・・最近のガンダムみたい(笑)。
そして前作から登場したエドガー・トリヴァー!!(思わず太字)
トリヴァー好きだ〜・・・。シーフォートの副官として仕えているが、実は少年時、士官学校においては上級生としてシーフォートをいじめていたのだ!
しょーがなくシーフォートに付き従っているのです。
しかもそれを隠そうともせず、言うことが端から皮肉。皮肉に次ぐ皮肉。
シーフォートとの凸凹コンビっぷりが可笑しい。
シーフォートは自己嫌悪のかたまりだから、皮肉を言われることで自分に罰を与え、それで安心しているっていう・・・・。この人、本当屈折してるなあ・・・。真面目を通り越してるよ。
そして結末は・・・かつてない・・・・。
えええええ!?と思いつつ・・・私が好きな・・・。つまり少年たちの・・・。
このシリーズ、おいらの人生の中で出会った作品のうち上位にランクインするくらい、手放しで大好き!という感じになってきた。
毎回毎回、本当ツボを押さえている!今回はけなげな少年兵士たちか・・・。
ところで嘆かわしいのはこのタイトル。これが明らかに読者を遠ざけているような(笑)。
決戦!て・・・・。(脱力)英題は「Fisherman's Hope」ですよ。
まあわかりやすくていいけど・・・。決戦!、そのとおりなんだけど・・・。
だいたい「銀河の荒鷲」だってどこから出てきたんだ?(笑)