「荒神」第一印象

先日わたくしも舞台「荒神」、見に行って参りました。
まあ緊張すること!!ここ数年自分のことで緊張したことなんか皆無ですが、当日はご飯も喉を通らないくらい緊張するという見当違いな状態であった。アホですね(笑)
(以下、重要なネタバレはありませんが、そこそこネタバレしているので未見の方はご注意です。)
剛くんが舞台ってどうなのかなあと思っていたのですけれども、蓋を開けてみれば一体私は何を心配していたのでしょうか、ふつーにかわいらしかったです。
舞台の感想が「かわいかった。」ってどうなの!?って感じですけれども、ジンという役が、森田君が近年演じてきたどの役よりも素直で一生懸命でかわいらしい役なのです(笑)
魔物なので人間と年齢を比べることはできないけど、他の魔物から見ると子供らしいんだな。もしくはまだぺーぺーっていうか。
ジンはある一つの願いをかなえるためにひたすら一人でがんばっているつもりなんだけど、周りの人間や魔物に結構助けられてるっていうか、実は見守られてるっていう・・・(笑)
そういう意味では西遊記孫悟空みたいな役かなあ。


ストーリーは思っていた以上にコメディ要素が強く、たくさん笑わせてもらいました。
新感線の舞台をこれまで見たことがない・・・っていうか舞台自体ほとんど見たことがない自分ですので、ちゃんとしたことは書けません。し、ものすっごいぶっちゃけて書きますので、もし劇団のファンの方がここを読んでいらっしゃったら先に謝っておこう。すみません!
というわけで、ストーリーや雰囲気は、非常にアニメ的な、RPG的な感じ。こういう舞台があるのか!ってちょっと驚いた。わかりやすく言うと、幻想水滸伝」か「魔神英雄伝ワタル」みたいな感じだと思った。じゃあ何か!?剛つんは虎王か!?みたいな・・・・。(みたいな・・・とか言われても。)
和洋折衷入り乱れた個性的なキャラクターが続々登場する感じとか、シリアスな場面でも悪役でもギャグを言って笑わせるところとか。(「幻想水滸伝」が浮かんだのは音楽が似てるからだと思う。)
根っからのアニメ好きとしては非常に懐かしい雰囲気でした。
サラサーディ(緒川たまきさん)とジンがなんかものすごいメーテルと鉄郎みたいだし・・・。絵的に?
アクションシーンも、自分がゲームをプレイしているみたいな気分になる。いけ!ジンそこで必殺技だ!コンボだコンボだ!みたいな(笑)。
なんかゲームとかアニメとか嫌いな人がこの文章を読んだら「けなしてるのか?」って思われそうですが、自分はアニメとかゲームとか大好きなので、めちゃめちゃ誉めてるのです。
舞台の上に異次元ができてるっていうか。どきどきわくわくしました。
剛くんの殺陣はやっぱり踊ってるみたいに見えるな。ハードそうなのに悠々としていた。
あと、剛くんの声は意外と声優っぽいことに気づいた(笑)佐々木望みたいな・・・・。
舞台の感想を書くはずが、どうしてこんなにアニメ用語がとびかっているのであろうか。(笑)
普段の森田くんからはあまり聞かれないような発声があってとてもときめきました。あ、こういう喋り方もできるんだ、っていう。特にサラサーディとのシーンですかね。


ああもう何から書いていいのかよくわからない。とにかく、「荒神」を見てから、気づくとこの舞台のことを考えている感じです。あのシーンはああだったとかこうだったとか、頭の中で上演されてる。(笑)
戦いのシーンでふわりふわり舞う剛くんの赤いロングコートの裾が目蓋の裏にやきついて、頭から離れないのです・・・。(演技者。「ビューティフル・サンデイ」ちひろ風)
自分は森田くんファンなので、剛くんのことをやはり一番よく覚えているのですけれど、脇を固める役者さんたちが皆濃くて面白いので、全体的に、「荒神ワールド」にとりこになったって感じでしょうか。
緒川たまきさんはめちゃくちゃ美しいし声も美しいし、田辺さんは悪の参謀って感じでもえーだし(笑)、さやかちゃんは元気でかわいいし大いに笑わせてくれるし、橋本さんはものすごい面白い人だってわかった(笑)。壺井さん(どう見てもあれは漢字表記だろう。)はかわいいし。いや、あれはかわいいよ!!かわいいじゃん!!もちべえさんもね・・・お兄ちゃんもね・・・。つんく似の剣豪(その日のアドリブで「つんく似」っていうのがあって、それ以来私の中では「つんく似」で定着してしまった。)の方はめちゃめちゃ殺陣かっこいいし。魔界警察の二人も素敵です・・・。殿もね・・・。
この舞台で私が一番好きな台詞は、「この着ぐるみ役者が!!」です。剛つんと全然関係ないんだけど。全然重要な台詞じゃないんだけど(笑)。
この着ぐるみ役者が〜!!って罵るんだよね・・・。素敵だよね。着ぐるみ役者。(笑)確か橋本さんの台詞だったと思いますが。
もうとにかく、うわーってたくさん濃いキャラクターが出てきて、そこに剛くん(ジン)がぽとんと落っこちてきたみたいな(笑)。
剛つんはね・・・・出てきた瞬間の、「顔ちっさ!!っていうかちっさ!!」っていう毎回の衝撃を再び受けた(笑)
いやもう本当顔小さいよね。びっくりした。わりと良い席だったので間近にエルフ耳を見れて幸せですけれども、(笑)とにかく顔ちっちぇえなあ!!って。
舞台の中でもちっさいことをネタにされててウケました。いいんだよ、剛つんのちっさいのは一番のチャームポインツ(『複数だからポインツ』。笑)なんだからどんどん言っちゃってほしいと思う。
っていうかお芝居の中で「三宅健」の名前が出てくるとは・・・・(笑)
しかもめちゃめちゃかわいい使われ方を!剛健ファン冥利につきました・・・・。
まあ内容の細かいところはまた公演後半になってから書くとして、カーテンコールがまたときめいた!!(笑)
剛つんがなんかものすごい笑顔なんですよ。びっくりですよ。客席に向ってまさにてへへっって感じの笑顔なんですよ。ちょっぴりはにかみ屋さんなんですよ!! おまえ本当八重歯キラリだよな!((c)三宅健さん)って感じなんですよ!
剛くん自身もすごく楽しんで演じているようです。橋本さんともなんか仲良さそうだし(笑)
自分はあともう数回(なにそれまだチケット探す気?笑)見れそうですので、しかと記憶に焼き付けてこようと思います。
本当は今日だってお休みだから行きたかったんだ。でもさすがにちょっとセーブしたんだ・・・。演出が若干変わったところもあるみたいだしさ・・・。本当病気ですね(笑)


あ、書こうと思って書き忘れたので追加。
パンフレットがかなり読み応えがあって素敵です。デザインもかっこ良いです。
出演者といのうえさんの対談があって、それがすごい面白かった。おとなしーくなっている森田くんの天然っぷりが久々に炸裂しています。
剛くんの趣味がボウリングだという話題で。

緒川 何歳からやってるんですか?
森田 大きくなってからです。
全員 (爆笑)
いのうえ 大きくって、基準は何歳からだぁ!?
森田 (笑)ええっと成長してから・・・。

「大きくなってから」・・・。大人になってから、っていえばスムーズなのでは。森田くんテイストですな。
しかも実際なんかあんまり大きくなってないというダブルミーニングなのですよ(笑)


うほっ!黒坂真美!(「ごきげんよう」を見ています。)