「喰いタン」第九話(最終回)

さてさてさて・・・。私だって別にエヴァのことばっかり考えてるわけじゃないんです!!
今日は「喰いタン」の最終話を落ち着いて見てみた。
高野さんが香港に行っちゃうってわかった時は本当にショックだったよ・・・。
でも「風の又三郎」みたいなさ、異界からやってきた人は異界へ去って行くのですよ・・・。
そんなわけで高野さんがいなくなるのは必然ですが、シリアスなお別れというよりは、白馬に乗った王子様の格好をした高野さんが「皆の者、世話になったな・・・。さらばじゃ。達者でな。」とホームズ・エージェンシーを出て行く夢を三人が同時に見るっていうラストは「喰いタン」らしく良かったと思います。
「シュールな夢ですね・・・」というこのドラマ全体を表現するかのような言葉を小池里奈ちゃんが言ったのも自分的には素晴らしいと思ったな。里奈ちゃん、一回だけの出演かと思ったら意外とおいしいポジションだった。
「いただきます」で第一話が始まり、「ごちそうさま」で終わるのも上手いことまとめたなって感じで。
しかしジャニヲタには周知の事実と思うが、ヒガシは字がきたない。この間なんかで見た時小学生みたいな字だった。そんなところがかわいいと思う。あの習字はヒガシの自筆かな?


■女装について
しかしあのシーンはさあ、私考えたんですけど、高野さんも涼介くんも二人ともタキシード(もしくは燕尾服)を着て、男同士で踊るっていうのが萌えとしては正解だと思うんです。
女装なんて邪道ですよ!!
まあそこらへんは個人個人の見解があると思うが・・・。
もしくは、「なんで俺が女装しなきゃなんないんだよ!」的な?
さらに「しょうがないじゃないですか、涼介くんちっちゃいんだから!」「ちっちゃいって言うなよ!」的な?
そんな一言があるとなしとでは大違いです。
嫌々やらせることに意義があるみたいなね・・・。そんな文化ですよね・・・。
「毛が入っちゃったな」はそんなところを補完するためにあるのかしら・・・。
しかしこの人たち仮面舞踏会に潜伏してるしてるのにこんなに目立ってどうすんだろ!
涼介くんの女装は、食塩水を作るときスカートを邪魔そうにしてるのと、発砲されて台の陰に隠れる際ちょっと転びかけてスニーカーと足、すねが見えているあたりが素敵だなって思いました。スカートの下のレースが赤っていうのもポイントが高いですね。


■その他面白かったところ箇条書き
・五十嵐さんの「喰いタンは麻薬組織を追い詰めるつもりなかったんだろうな・・・。ただ、食べ物に興味があるだけで、だけど、舌が、舌が冴えてるから、それでっ」。シリアスなシーンだが、絶妙に笑える。五十嵐さんも萌えキャラだなー。
金田一くんが帰ってきた時の涙目の剛つん。たまらんね!!
・涼介くん!!そんな真後ろで尾行しちゃだめだよ!接近しすぎだよ!!・・・な涼介くんお得意の尾行
・やめろ!!涼介くんさらわれるぞ!!と思わず叫んでしまう、あやしげな路地裏でうろうろしている涼介くんの無防備さと、もちろん尾行に気づいている結城さん。
・京子ちゃんの回想がことごとく「おいしー!!」の顔のときの高野さん。
・とくいげにおにぎりを握ってみせる涼介くんの、「どぉ!?」
・でも、手に塩つけてから水つけてる。
・「イベリア・イベリコです」
・記憶を失った高野さんの洋服の胸元から箸を探し当てる涼介くん。積極的だなあー
・高野さんが記憶戻って帰ってきた時の、「イベリア・イベリコさん!」という涼介くんの呼びかけは微妙に可笑しい。
・「涼介くんのうそつき!イベリコ豚入ってないじゃない!ぷんぷんだよ!」
・の後、人が入ってきたので記憶喪失のふりをする高野さんの瞬発力。
・「食べないのぼく食べないの」
・ほうら、やっぱり一人でうろうろしてたからつかまった!(横から結城さんが出てきて船上でさらわれる涼介くん)
・手錠きたーーーー!!(私の叫び)
・手錠につながれた涼介くんに近づく結城さん、その時高野さんが「涼介くん!!」と叫ぶ声を聞くと胸がきゅんとする。ふふふ何が起こるのかしら?わくわく!という気分にさせる。
・でも別に何も起こらなかった!なんだよ、その意味ありげな下からのアングルはよう。ご想像にお任せしちゃっていいんだな!そうなんだな!
・「ごめんなさい塩加減がわからなくて」という涼介くんの死に直面したわりにはのんきな言葉。新妻か!君は!?
・「またピストルかよ!来なきゃ良かった!」手ばたばた。
インリン様のチャイナ服は素敵だなあ
・ズボンをはきながら戻ってくる涼介くんのサービスショット
・しつこいようですが、「毛が入った・・毛が入っちゃったな」
・高野さんがメモを渡されている後ろで、せっかく京子ちゃんにもらったバルーンアートの犬を、ポイっと投げ捨てる涼介くん。


まあ、そんな感じで・・・って多い!!長くなりましてすみません。
涼介くんが結城さんに銃を額に向けられる場面は、実質5〜10秒くらいしかないですけど、もっといろいろ見たかったなあ・・・いろいろ・・・。
まあでもその足りないくらいがむしろ・・・・(笑)


喰いタン総評
いや〜しかし、楽しかった。視聴率も今期のドラマ2位!!ということで。めでたいですね。私も神社にお参りに行った甲斐があるというものです。きっと次につながるよ!
このドラマが成功した理由は、一話完結で気楽に見れること、根っからの悪人は登場しないこと、過激なシーンがないこととかが茶の間に受けいれられたからでしょうか。
ひいき目に見てもだいぶ地味なドラマだったと思いますが・・・。
あとは音楽が絶対良かった。あの小西さんのremixなくしては絶対ダメだったと思います。
あとは、ジャニオタ、ショタコンロリコンツンデレ愛好者、腐れ女子、などごく極端な層に訴えかける部分も多々あり、だいぶその辺は意図的なんじゃないかと思わせるような気配があって、そのさじ加減が絶妙でしたね。
金田一くんだって、最初は名探偵コナンにひっかけたネタだったけど、別にいつもあの格好じゃなくたって、本当はいいはずだし・・・。
レイちゃんはいつもミニスカートだし・・・(しかもハイソックスじゃないの!!二つ折りなの!!)
涼介くんは・・・・。(以下略)
まあとにかく、萌えたね!極上の萌えだったよ!


と、いうわけで素敵なドラマでした!!DVD化の声が聞こえてこないのは不思議だ。きっとするとは思うけど・・・。
オーナーが誰だったか結局わかんないし、きっと続編があるはず・・・と思いたい。
喰いタン、本当にどうもありがとう。番宣でズームインに出たりとか、おじゃマンボウに出たりとか副次的なことも本当に満載で素敵だった!