A.A.ミルン「赤い館の秘密」

赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1))

赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1))

くまのプーさん」の作者ミルンのミステリ小説。
自分はミルンの作品が大好きなのでこちらも楽しめた。
ミステリというか探偵小説かな?
途中でなんとなく事件の予測はつきますが、なかなか『本格』っぽいかも??昔の小説(1921年)なのでちょっともう全体に歴史ものというか、トリックもファンタジーに近いですけども、とても面白かったです。
ホームズ役のギリンガムとワトスン役のベヴリーのかけあいがとてもかわいらしい。
プーとクリストファー・ロビンのように、お互いがお互いに対して友達であることを誇りに思っているところが。
ギリンガムにからかわれたり皮肉を言われたりしてぷりぷり怒っているベヴリーかわいい。
イギリスの郊外に建つ館、青い空、緑の丘陵、そんなような牧歌的な景色も良いです。イギリス行きたいなー。
っていうか、表紙の女の人、誰。(男の方もよくわからない。)