「デスノート」のこと

もうデスノートのことしか考えられないんじゃないかっていうくらい考えている自分です・・・・。
戸田恵梨香様が見たくてもう一度映画館に行ってしまうんじゃないかってくらい・・・もちろんDVDは二枚組で買うつもりだ・・・もう予約してしまった・・・鉄コンを見に行こうと思っていたのですがあまりに頭の中がデスノートなのでもう少し先にのばすことにした・・・っていうか気づけば長野でも「パプリカ」がやっているじゃないですか・・・いけない、見に行かなくちゃ!!そういえば井ノ原くんの映画ももうすぐ公開されるはずだ。映画づいてるなあ最近。


で、感想でまだ書いてないことがあったので追記。
だいぶネタバレしているので映画を見ていない人、原作を読んでない人は読まないでください。


後編、考えれば考えるほど良い気がする。
原作は衝撃的な展開をしながら話を続けていったせいで、メインのキャラクターがどんどん死んでしまい、肝心のラストで誰もいない状態になってしまったこと、新キャラクターが出てきたものの、やはり既存のキャラクターを上回るほどの存在(読者にとって、もしくは月にとって)にはなりえなかったこととかが、トリックはいかに面白くても漫画としては致命的だと私は思ったのですが・・・まあそれはそれで「DEATH NOTE」という漫画が常に少年誌とは思えない斬新さを発揮してきたうちのひとつと思えば、いいのかもしれないけど・・・・。
映画はやっぱそこがいい。
月の最後に、お父さんがいて、海砂がいて、Lがいて、リュークがいて、っていうちゃんと役者がそろった状態で、それぞれの使命を全うしているところに満足がいった。
月がパパにむかって「父さんならきっとわかってくれる」って言ったのも良かった。まあ無邪気っていうか・・・・・。
映画の月はお父さんを結構尊敬しているんですよね。
それに対して、夜神パパが「全く理解できない!」(うろおぼえ)みたいなことをきっぱり言ったのも素敵だったな。
神話の時代からそうだけど、人間が肉親を殺めてしまうのは、家族ならきっと自分をわかってくれる、っていう甘えが当たり前のようにあって、それなのにわかってくれない、受け入れてくれないことが憎しみに変わってしまうんだって思う。
でも本当は、血のつながった家族だって別の人間なんだから、理解できないこともあるし、理解してもらうためには言葉にして努力しければわかりあえないんじゃないかなって。
父親として、総一郎が、お前のしたことは間違っているって言ってあげたことは月にとっては良いことだったと思うな。
それを見守っていたLがラストで夜神パパに言う台詞もだいぶ涙ものだ・・・・。
最後にLがチェスをしているのも、映画という短い時間の中で言葉にはしていないのにLの感情が見えるようでいいですよね・・・・。
月を失った後のLっていう原作ではありえなかったこの萌えシチュエーション・・・・。
ひとりでチェスをしてるっていうだけなのに・・・・。なんかこうあふれでるような・・・・・。
あとワタリの写真。(!!!!)
それから、さくらTVの中継の場面で粧裕ちゃんが「人殺し!!!」って叫ぶシーンもすごい良かった。
粧裕ちゃんも原作では月の妹っていうだけのマスコット的存在だったけど、映画では正義を信じる強い女の子という見せ場もあってよかったです。この子が月の妹っていうのも納得だなっていう感じの。
最近昼ドラに出ててびっくりしたけど、FolderのHIKARIちゃんは今演技のお仕事もしていたのだなあ。かわいいしなかなか良いです。
そう、で、その叫ぶ粧裕ちゃんをテレビを通して見た海砂が、過去の自分とフラッシュバックさせて、かつて自分が叫んだことを自分に向けて言われていることに不思議そうにしているのとか、足元に血が流れてくるのとかも良かった。
海砂は純粋なんだけどすごく残酷で狂信的な部分もあって、黒のワンピースドレスが良く似合う。(笑) 美少女の中の美少女だわー。
そして最後の場面が、月の誕生日をみんなそれぞれお祝いしているっていうのがまた・・・・・・・。
海砂(とリューク)ファンの自分としては、海砂の「誕生日おめでとう、月」の台詞で終わるのも大賛同です。最高です。
原作がやはりどこか読者の予想や期待を裏切ろう、裏切ろうとしていたのと対照的に、映画は原作ファンの「こうだったら良かったのに・・・」っていう部分をそのままくみとってくれたような感じで、だから原作ファンが映画を好きになっちゃうのは当然だと思うなあ。
あーーーやばい。映画見たい。DVD早く出ないかなあ。
Lが主役で映画(なのかな?)が作られるそうですが、どうなんだろう。
でも月も出ないで海砂リュークも出ないなら自分はあんまり興味はないなあ。Lも好きだけど・・・・。


あ!ひとつ映画に不満があった!!
手錠・・・・・・・・・・なかったなあ、手錠・・・・・・・。