ノー・マンズ・ランド

そんなわけで今日はグローブ座に「ノー・マンズ・ランド」を見に行ったのだった。
なんと自分は昨日、ホテルでテレビをつけたらちょうど映画版がやっていたので、あーやってるわあと思ってちょっと見ていたらちょうどエンディングでそっこう終わっていた。あれ?自分今何がなんだかわからないままオチだけ見た!?というアクシデント。
いやー驚きました。
というわけで何の前知識もないまま終わり方だけ知っている状態で舞台を見る。
面白かった。自分は結構子供のころから親の影響か戦争映画とかを見てきたのですっと入っていけたし。
極限状態に追い詰められた空間における人間の心理というのは物語としては興味がある。
でも、自分は世界情勢とか世界の近現代史に非常に疎いので(高校で世界史も履修していないし。)、途中まで見ていてなんとなく、この話は四、五十年前くらいの話なのかなって勝手に感覚的に思っていて、台詞で「今日は何日だ」「1993年6月3日」(変なところだけ覚えているな)みたいなのがあってどきっとした。
1993年っていったらついこの間なのに、なんかそういう感覚が全くなかった。
日本に住んでいると戦争や紛争はアニメやゲームや映画の中だけのことみたいに感じられてしまって、非常に疎いし鈍い。
たぶん、今も、この世界のどこかで。
あああああああ欝。
新聞で読むだけ。結局はわからない。
暗いすね・・・・・・・・・。
言うのは簡単だけど本当は誰もその憎しみを赦せとは言えないなって今は思う。
いや、まあまあまあ・・・・・・・。
その辺は・・・・・・・・・。
ローリングストーンズの歌を三人で口ずさむところと、足を掻いてあげるところが唯一和む。
っていうか笑った。共演の男性お二人はあまりこれまで詳しく存知あげなかったですが、とても良い印象を受けました。
敵同士、一瞬流れる友情みたいなもの。
良かったです。
あと、坂本くんの裸。
並列に語るな・・・・・・・・・・。でも素敵だ、久々に生で拝見して坂本くん素敵だなとあらためて思った。
見てよかったです。
まったくどうでもいい話ですが、私の前世はたぶん日本人で太平洋戦争の中どっかで死んだ気がする。(超適当トーク
だから東京に残っている古い街並みとか建物とかが懐かしくて仕方ないんだと思うな!
まあ真面目にはおじいちゃんの影響だと思いますが。
うちのおじいちゃんも戦争に行ったから、なんか。
どこか東南アジアの島に行ったようです。
おじいちゃんは死ぬ時まで、水は体に悪いって戦時中に上官に言われてたことを信じてて水は絶対飲まなかったんだ。麦茶とか飲んでた。よくわからん!
おじいちゃんの記憶がはっきりしているときにもっと詳しく聞けばよかったと思う部分もある。
でもおじいちゃんはほとんど戦争のことは話さなかった。たぶん聞いても話さなかったと思う。
おじいちゃんのことを思うと亡くなって3年くらいたつけど涙が出てしょうがないです。でも90歳まで生きれたから良かったよね。そう思うことにしている。
話がだいぶ感想から逸脱しましたが・・・・・・・・・・・。
ノー・マンズ・ランド」ですけど、エンディングだけ見た映画の内容が気になって仕方ない。
たぶん映画と舞台の終わり方ってちょっと違いますよね? 超気になる。映画も良さげだったし映画見たいな。
何故か浜離宮に行っている間ずっと頭の中で流れていた「生きて〜る たーだ それだけで〜 きみとはーしいってゆこう〜」の歌*1を借りに行くときに一緒にDVD借りてこようかな。

*1:KAT-TUN「喜びの歌」。なんか私はこの曲は名曲と思うなあ