DEATH NOTE デスノート the Last name

地上派初登場。映画館にも行ったしDVDも持ってるけど先週、今週ともちろんテレビで見ました。
やっぱり良いです。
ちょっと月がお父さんにこだわってるところがどうもウェットな感じがして映画館で見た時は違和感がありましたが、原作を忘れてあらためて見てみると、これはこれで良いと思います。
お父さんが最後に「ばかやろう・・・」って言ったりとか。これはたぶん原作の月の伝説の名言「バカヤローーー!!」とリンクしているのではと・・・・・。
自分は以前も書きましたが、映画版のラストの方がカタルシスがあって好きです。
そしてミサ!!私が恵梨香様を様づけで呼ぶきっかけとなったこの役ですが・・・・。
これも、原作だとミサのピークはコミックス4巻の監禁まででその後はどっちかっていうとほったらかし、物語の中の一つの駒的なキャラクターになってしまう(と私は思う)のがとっても不満だった身としては、戸田さん演じる海砂の悲劇性に非常に惹かれたのです。
原作のミサはあくまで月が大好きなあっけらかんとした子に過ぎない(特に一度記憶を失った後は)のに、映画版のミサは、恵梨香様のビジュアルも作用しているのかもしれないけど、不幸な事件に巻き込まれ、キラに心酔して罪を犯してしまうけれど、利用されても月のことを最後まで純粋に愛している少女としてとても美しく描かれていて、大好きです。
たとえば、月の妹の粧裕が「人殺し!!」と叫ぶのをぼんやりと聞いている表情だとか、
月が父親の名前をデスノートに書くのを見て「お父様の名前じゃない、月」と言わせたりとか。
このどちらも原作にはないシーンですが、海砂という少女の矛盾と悲しさを短い中に上手く炙り出してると思う。
原作どおりでいくとミサは金髪もしくは茶髪なんだけど、あえて?なのか戸田さんサイドの事情なのか黒髪なのも良いですし。
病的なくらい細いのも、また悲しいんだ。
しかし私の好みも単純だなあー。(細い子が好き)
月の「勝った・・・・!!」は何度見てもおもしろい。おまえは本当に・・・・・・・・こりないというかあくまで自分を信じてるというか・・・・・・・なんと愛すべき男なのだ。
藤原くんの月、松山くんのL、恵梨香様の海砂があらためて最高だと思うな!この映画の成功はこの三人様にあると思います。
もちろん脚本も監督も良いんだろうけど。
そういえば松山くんが「IZO」を見に来ていたというのをどこかで読んだんですけど、デスノートつながりだわ!とときめきました。
今日映画見て思ったけどミサと以蔵さんは奇遇にもなんかポジション的に似ているような・・・・。
自分はとことん単純な好みをしているようだ。