IZO@千秋楽

tsukada2008-02-19

と、いうわけで、誕生日おめでとう書き込みと前後しますが、今日なんと私は千秋楽見てきました!!
本当に近年稀に見るラッキィなことで。現場にいても、何かの間違いではないか、夢ではないか、なぜ私はここにいるのか?と若干疑心暗鬼になっていましたがたぶん私が今もまだ正気ならあれは現実だったと思います。
それに関しては今回お声をかけてくださったSさまに心から感謝です。
写真はですね、今日いただいてきましたおせんべいと、新感線FCのチケットがかっこいいのでうれしくって写真にとってみました。
私だいたい舞台とかの千秋楽というものにも行ったことないのに、さらにまさか剛くんの誕生日を本人のいる場で祝うことになろうとは、恐れ多くていたたまれず、感無量とはまさにこのこと。
えっと、舞い上がりすぎて記憶があやふやなのですがレポっぽいものを残しておきますと。
カーテンコールでまず剛くんから挨拶があり、内容としては「スタッフ、キャストとも怪我なく最後まで無事にできたのも皆さんのおかげです。ありがとうございました。」というような感じ。落ち着いている。堂々としている。立派だわ!!と感激する自分。
皆を代表して挨拶をしている姿を見るとあらためて、主役だったか!!と感激しました。いや、なんかこう、あらためて。
で、その後剛くんより、今日が与市役の河野まさとさんのお誕生日であるという紹介が。「与市さん・・・与市役の」と一回『さん』づけしたのをわざわざ言い直していたのがかわいかったのと、「今日、じゅうきゅうにちは」と言ったため、会場がざわ・・・ざわ・・・・(カイジ)となったのは面白かった。
『じゅうきゅうにち』て!!と客席が一体になった瞬間。ちょっと素で以蔵さんぽくて微笑ましかった。
剛くん自身はなんでみんなが笑ってるのかわかってなかったのかも? ちょっと不思議そうにしていたような。隣の容堂様にたぶん「じゅうくにち」と耳打ちされていた。
で、後ろの列から与市さんを前に出そうとするも恐縮した風の与市さんは必死に前に出ず。与市さん好きだなあ。最初にこの舞台を見た時つなでのお兄さんだ!!ととても懐かしかった私です。
続いて、「おととい・・・じゅうななにちは*1、安五郎役の磯野慎吾さんのお誕生日でした」と剛くんから紹介。
みんなでおめでとうコールをする中、隣の西岡さんがおもむろに、明日が剛くんの誕生日と。「岡田以蔵は28歳で亡くなりましたが、今日が森田くんの28歳最後の日ということで」みたいな感じで言ってくれて感動しました。
剛くんも雑誌のインタビューで言っていたけどあらためて聞くと本当奇遇な、数奇なめぐりあわせですね。
ここから西岡さん仕切りに。お三方舞台の中央へ。「みなさんで歌いましょうか」と西岡さんが音頭をとり、皆でハッピーバースデーの歌を歌うことに。
「最後に名前が出てきますが、そこは『剛くん』で統一しましょうか。・・・まあ自然とそうなるでしょうけど」と客席を見渡してクールにとぼけてみせるあたり、容堂様最高です。
あと、大きな四角いケーキが出てきまして、一体何本ろうそくたってるん?ってくらい大量にろうそくがささっていたなあ。
カートに載せてケーキを運んできたのはお鶴さん役の中谷さん。
客席みんなでハッピーバースデーを歌いまして、いざろうそくを吹き消す時剛くんもお二人も譲り合って消さず、すすめられて剛くんが吹き消したのですが、上手い具合に三分のニだけ残すように消して、隣の与市さんの袖かなんかをひっぱって与市さんもろうそくを吹き消しますが、また上手い具合に半分を残し、最後は安五郎さんが残りを消すというなんとも微笑ましい雰囲気。
そんな間ステージのスクリーンにはテロップで誕生日おめでとう的な文章が出てまして、そこで与市さんの年齢が(40)となってましたが、よ、40歳には見えんけどね!!!と若干動揺する私及び客席。
で、ひとしきり誕生日を祝った後はけていくキャストの皆さん。最後に剛くんがお鶴さんと一緒にカートを押して誕生日の主役自らケーキの回収。これかわいかった・・・・・。
で最後はせんべいまきです。自分初!です。これがうわさの・・・・!とどきどきわくわくものですが、主要メンバーの皆さんが白いスーパーのビニール袋をさげてでてきたのにはゆるくて笑いました。ビニール袋かいな!!
剛つんはまたそのせんべいの入ったビニール袋を前後にぷらぷら揺らしながら出てきたのがかわいかったです。
「一人一枚行き渡るようになってますので、ぶんどったり(不明、でもなんかそんなようなことを言って笑いを誘っていた)しないように、みなさんで譲り合ってお願いします。」と剛くんより説明。
で、みなさんえいっ、えいっとステージ上よりせんべいを投げます。おみっちゃん強い!飛ぶわー速いわー最後は袋自体も投げてたような気がするが。ワイルドさに惚れた!
剛つんはコンサートの色紙と同じくブーメラン方式で投げたりとかしてましたけどなんかやっぱりおみっちゃんとは勢いが違う。
自分らは後方でしたので、客席におりてきた演者さんに手渡しでいただきました〜。
なんの因果か、武市先生の奥様からせんべいをまわしていただきました。ここで武市先生のこと悪くばっかり書いてたからちょっとうしろめたい不思議な気分!容堂さまから賜った桜の着物を着てらして、きれいだなー女優さんだなあーと思いました。
さっきまで舞台の上にいた人が自分と同じ場所に立ってるなんて不思議!
どきどき!!、というわけでこの辺は剛つんのところをあまり見てない自分。ちゃんとしろや〜!
というわけで新感線恒例のおせんべいを無事入手したのであります。
そんな感じかな?
なんかあんまり伝わらないレポになってしまった・・・・。ふがいないぜ・・・・。
剛くんはすがすがしいような晴れがましい感じでしたね。
やりきった!っていう充実感なのかなと思いました。
誕生日おめでとうって言われているときの笑顔が忘れられません。
カーテンコールの最後の最後、片腕を振り上げてガッツポーズ。が、私は着物の袖から出た腕の細さが気になって気になって!
あんなに細かったっけ!?
ラストシーンも、着物の裾からのぞいてるあのケンタッキーフライドチキンの食べた後の骨みたいな足が残像のように脳裏に刻まれています。(どんな例えだ)
そんなこと言ってたら、ああなんかおなかが減った・・・・・・・。
・・・・・・・・・。(ちらっと)
食 べ ま せ ん よ 。
そんな刹那的な空腹を満たすためにこのせんべいを食うわけにはいかない。しかし一体いつどのタイミングで食せば良いものか。みやけさんがMCで言ってたみたいに、私も数年後部屋を掃除した時にひょこっと出てくる状態になるのか。いやしかしせんべいとしての運命を全うするのであれば、鮮度を保っているうちに食すべき。
いや、でもだから、まだ食べませんて。たしかに今私は空腹ですけど・・・・・・。
そんなわけで、IZO全公演終了です。
今日、開場の時に入口に演出家のいのうえひでのりさんが普通に関係者入口のとこに立っていらっしゃって、実物だ!!といたく感動しました。客席には脚本家の青木豪さんのお姿もあり、また、実物だ!!と。
舞台にとってはまさにネ申なお二人です。
まだぜんぜんなんか終わった気がしないんですけども・・・・・・・。私、見すぎだ。見すぎだね。今さらなんか本当そう思いますよ。
台詞とかもう一緒に言えちゃいそうな勢いですもんね。おそろしいですよ。
いやしかし毎回新しい発見があり、そしてこの後どうなるか、どんな台詞がくるか知っているのに毎回泣いてしまうという。
いつも、休憩後のシーンで泣いちゃうんですよね。これは泣かなかったときない。別に泣かせようというシーンじゃないんですけど。
「なんのために人を斬る」って聞かれて、答えられない以蔵さんの気持ちがすごいわかるからです。
答えられないことにうしろめたい、居心地の悪い思いをしているのが。
それで、武市先生をがっかりさせたくないからなんとかひねりだして答えようとする以蔵さんの姿が本当涙腺ゆるむ。
何のために、なんてねえ。
何のために人を斬るのか、何のためにここにいるのか、何のために死なないで生きているのか、そんなのわかんないじゃないですか。
迷わず答えられる人はうらやましいけど、それは私は全部嘘だと思う。
めぼしいところで折り合いつけてるだけだと思う。
だからいつも泣けるんです。変なとこで泣いてすまん!!
そんなわけで、今自分は、もう以蔵さんとは会えないんだなあというとても寂しい気持ちと、これでやっと剛くんが帰ってくるんだというほっとした気持ちと半々くらいです。
不思議とほっとしたなあ。以蔵さんのことは好きだけど、以蔵さんはどっちかっていうと苦しい境遇の役だから。
やっと心おきなくライブDVDが見れるわー。
そんなこんなでだらだら日記は今日はこんな感じで終わります〜。
素敵な舞台を本当にありがとうございます。という気持ち。
皆さんお疲れさまでした。
以蔵さんおやすみなさい。

*1:もうなんか全部ひらがなでいいんじゃね? って感じのかわいさだった・・・