映画「ホールドアップダウン」について

いやー寒いですね。昨日V6が来てからめっきり寒くなった気がします。
そんなわけで今日はグローブ座で剛つんがSABU監督と映画上映後華麗なトークをくりひろげる日だ。
私はその報を知った時に、仕事があるけど仕事が終わってすぐに新幹線に乗れば、八時上映の後だからなんとかトークには間に合うし、終わって終電に間に合わないからホテルに泊まって翌日また仕事だけど朝早くの新幹線に乗れば仕事には間に合う。とかって計算上は観に行ける手ごたえだったですが、人間、そこまで必死になっちゃいけない。と踏みとどまりました。
あー見たかったな!!剛つんとSABU監督の一対一トーク!何話すんだろ。(笑)
どうだったんでしょうか。いきたかった。映画ももう一度見ておきたかったし・・・。
ところで映画の感想というものをまったく書いていなかったのですが、ホールドアップダウン、ひと言で言うとものすごいカオスです。
思えば、スタートが「Vの炎」ですから、そんなグループの10周年にふさわしい素敵な作品です。
だいたい最後にゾンビが出てくるとかいう話を知ったあたりでもうそんな予感はしていたんだー。
しかし誰がすごいって、いつも思うけどこれにゴーサインを出す事務所だよ。変なところは恐ろしく細かいが、どこか懐の果てしなく深い事務所。それがジャニーズ事務所・・・。
いえ、本当おもしろいです。(笑)
私がグローブ座に見に行った日は、ちょうど代々木でコンサートをやってる時間だったせいか、例えば席を案内するお兄さんとかお姉さんとか、「この人たちの人件費はちゃんと出るのであろうか。」と真剣に心配になってしまった。
どうなんだろう・・・大丈夫なのかな。とにかく一度でも多くホールドアップダウンを観に行かなくっちゃな!!そんな使命感にかられてしまうな。V6っていうグループはいつもそんな感じだな(笑)
ええっと、11月2日の深夜に前作の「ハードラックヒーロー」がテレビでやっていて、ちょうどホテルで見たのですが、やはりこれと比べるとこの1年半でV6は個人個人びっくりするほど腕を上げたっていうか、貫禄がついたっていうか。
准ちゃんなんか体つきが少年って感じだし。坂本くんでさえ初々しく見える。(気のせいだろうか。笑)


さて、これ以降は多少ネタバレしつつ書いていこうと思います。
とにかく最初に見た全体的な感想は、「意味がわかんねえ!」って感じです。それはつまり、「Vの炎」で、林先輩が突然死んじゃってそっくりの森田くんが転校してきてさらに森田くんが記憶喪失になっちゃうみたいな、そんな意味のわからなさです。(笑)
見た後、なんだろう・・・全然わからない・・・なんだろう・・・って頭の中がかなり混乱する点では、今年最大の賛否両論作「TAKESHIS'」に勝るとも劣らないことでしょう。(見てないけど。まだ。笑)
え!?そんなの私だけか!? 考えるな、感じろ!ってことなのかな。でもだいたいなんであの人たち戦ってんだろうみたいな・・・・。あ!そこがツッコミポイントなのか!
いや、そんな悪ふざけはともかく・・・。
あと、これはいろんな友達に言ってるのですが、私は、どうしても坂本くんが剛つんを殴ったのがゆるせない。(笑)
もうそれですごい私は傷ついた!!(笑)
そんな感じでやっぱりV6がグループで出ている映画っていうのは本人たちから切り離して見るのが難しいですから、なかなか冷静に見ることはできません。
だいたい、坂本くんが剛つんを殴った!!とか言ってる時点でかなり平静さを失っているといえます。
あと、人を轢いていいのか?とか。(笑)
でもこれは後ほどシナリオブックを見て初めて理解したのですが、あの最後のシーンにて、森田くん演じる平松は刑務所から出てきたところなんだね。
っていうかなんで剛つんだけ刑務所行くの!強盗とかそのお金をちょろまかしたりとかひき逃げとか署長の頭を打ちぬいたりとかはOKでなんで剛つんだけ!!ひどいじゃん!!と思いました。
私、根がものすごく真面目なもので・・・・(笑)
理不尽だなあ。なんだよ、もう・・・。
ってな感じでツッコミどころが多数放置された映画でもあります。
そんなスタイリッシュさ。(無理矢理まとめた。笑)
まあしかし、私としましては、剛つんの台詞で「神様は、まだ、俺を信じてくださるのですか?」っていうのをCMで聞いたときからときめいて仕方なかった。
これでもう、全てオールオッケーです!
めまいに襲われたよ・・・。警官の帽子を被っている時のなんだかちんまりしたお姿とかにも・・・。
もちろん公開前からいろいろ言われていた、バーのシーンは予想以上に素敵やった。
もう一回見たい。笑うところもたくさんあった。しかし見に行ける時があるかどうか・・・。
近くでやっていれば何度でも見に行くのになあ・・・。とにかくものすごい本気を感じる映画ではある。
ところで、「ホールドアップダウン シナリオブック」ですが、そこに載っているV6とSABU監督の対談がとても内容が濃くて、いろいろな雑誌にインタビューがありましたけどこれが一番読み応えもあるし良いと思う。
そこで、坂本くんが

「坂本 そうだ!いまだに引っ掛かってる台詞があるんです。剛の台詞で『ホテル銀遊楼、別館に行かなきゃなンねえンだよっ!』って、なんで行かなきゃならないの?
(全員爆笑)」

って言ってるのが面白かった。確かに。
ちょっと話はそれますが、時々、私はもしかしたら6人の中で言ったら坂本くんに一番性格が近いのかなあと思ったりする。ゲーム大好きだし・・・(笑)
あと、長野くんが最初に「ハードラックヒーロー」の台本を読んだときに「俺なんでレーサーなんだよ・・・」「ワケ判んねーよ」ってつぶやいてたっていうのも笑った。
「ワケ判んねーよ」・・・・そのとおりだ(笑)
っていうかホテル越冬湯ノ山銀遊楼別館では昔一体何があったのかなあ。殺人?なんなの!?
もう本当いちいち気になっちゃってしょうがない。
あ、でも平松が凍った神様を抱えてホテルに入ってく画はなんだか本当素敵だった。その時の森田くんの表情が「Orange」のPVにも使われてるけど、あの時の顔がいいなあー、ホテルに着いてからのシーンはちょっと顔つきが違うような気がする森田氏。
全編終わってみたら、『沢村くんの大冒険』だったような気もするし・・・。
ひと言で言うなら、『V6's Adventures in Wonderland』ですかね。
そしてこの世界観を許容できるジャニーズアイドルという底知れない存在、かな。
10周年だから、ちょっと感動できる青春映画でも作っとけ、ってならないのがやはり面白く目の離せないところです。
あと、みやけさんの「死んじゃえ!」にもかなり萌えた・・・。(こそっと)
もう一回見たい・・・もう一回見たい・・・。あーもう一回見たい!